概  要

20世紀のめざましい科学・技術の進歩は人々の生活を物質的に豊かにすると同時に,
自然破壊,近代化に伴う伝統文化の軽視,行過ぎた競争原理等の負の遺産も生み出しました。

この法人は,未来の科学技術をより良く発展させるために少しでも役立てるよう,
科学や技術の各分野で研究や教育に活躍してきたシニア研究者と
これからの科学を背負っていく若手研究者の協力により,
科学教育・啓蒙事業および人間と自然との共生の道を探求する活動を通して,
公益の増進に寄与することを目的として設立されました。

少子高齢化社会と言われる21世紀の日本を,物質的にも精神的にも豊かな社会にするために,
非常に進んだ科学と技術の世界の中で,人間が自然に,文化的に生きていく上で,
正しい科学の知識は何よりも大切なものです。これを社会に正しく広め,伝えるべく地道な努力が
この法人の重要な使命です。

これからは科学者,市民,次世代を担う子供たちがその担い手であると共に支え手である
社会にしていかなければなりません。
従来研究者養成機関でもあった大学院が拡大され,進学者が急激に増大しましたが,
その後の彼らの活動の場が十分に用意されているとは言えません。
結果として有能な知的財産が埋没されています。

一方で,子供たちの理科離れ,学力低下が叫ばれて久しくなります。
将来ある若手研究者の能力や成果を社会に生かすこと,子ども達の能力を開眼させることは,
現在最も必要とされていることです。

これらの当面の最大の課題を解決できるよう一歩,一歩進んでいく所存です。



活動内容

学術研究ネットの活動には、科学と技術の分野について次の4つの側面があります。

第1.若手研究者たちの能力の活用
    活力ある若手研究者を支援し、その能力や成果を社会に生かして、互いに交流しあうことは、
    現在最も必要とされていることのひとつです。
    いろいろな分野の研究会、セミナー等を開催し、分野間の情報を交換し、
    また、既存の研究所、会社、各種プロジェクトなどとの人事交流を行うことできる
    システムを構築し、若手研究者の便宜を図っていく活動を行います。

第2.シニア研究者たちの知識と知恵の活用
    科学や技術の各分野で研究や教育に活躍してきたシニア研究者がその豊かな経験をもとに、
    未来の科学技術の発展のために科学教育、啓蒙事業を行います。
    更に、今までの科学の歴史についてや、現在問題となっている環境問題をさぐり、
    人間と自然との共生の道を探求する研究活動を行います。

第3.一般市民へ最新科学技術の知識をわかりやすく伝えること
    一般市民へ最新科学技術の知識をわかりやすく伝えることも重要な役目です。
    非常に進んだ科学と技術の世界の中で、人間が自然に文化的に生きていくうえで、
    科学の正しい知識は必要欠くべからざるものです。
    学問を社会に正しく、わかりやすく、広めるために地道な努力を続けていきます。

第4.子供たちの科学への開眼の手助け
    最近子供たちの理科離れ、学力低下が叫ばれて久しくなります。
    子どもたちは、魅力的な場と時間、そしてひとつのきっかけさえあれば、
    それらの力を存分に発揮し、自然と成長するはずです。
    現在研究中のホットな話題を、研究者自身が語ることで、そういうきっかけになればと考えています。
    出張実験教室等を企画しています。



設立経緯

2000年3月  田無の研究所群(旧原子核研究所、宇宙線研、物性研)のつくば市、
 柏市への移転に伴い、跡地施設有効利用について署名を集め
 有馬朗人元文部大臣に緊急要望
 4月 田無市に新研究所センター設立の要望書
 6月 東京大学に施設の一部を残し新研究所センターとして活用の要望
 10月 学術研究ネットのNPO法人化の運動に転換し、、
 趣旨書案等検討
2001年7月 NPO法人化呼びかけ案等検討、賛同者等募集開始
 10月 NPO法人設立準備会発足
 11月 NPO法人設立事務局(semantoj)設置
 12月 NPO法人定款案作成
2002年1月 NPO法人設立準備活動開始
 4月 NPO法人設立に向け、各方面への働きかけ開始
 9月 NPO法人設立申請書(案)作成
 10月 NPO法人設立総会開催
 11月 内閣府へNPO法人申請書提出
2003年2月 内閣府よりNPO法人として認証される



役 員

理事長青野 修
理 事大崎 弥枝子、 太田 尚子、  桑原 雅子、 小林 和子、
福田 恵美子、 八木 江里
監 事林 春雄